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【2026.2.21開催レポート】女性起業家のリアル——成功と失敗から学ぶ「自分らしい」働き方と生き方

2025年度、三田市主催・NPO法人ひと・コネクト兵庫(Life Assist Pro)運営による年間プログラム
若者のための未来設計図 –Work & Life Design– を実施しました。
この企画は、20〜30代を中心とした若者が自分らしい「働き方」と「生き方」を描き、実践するための学びと交流の場を提供する目的で開催されました。

その最終回となるワークショップに、株式会社SceneryScent 代表取締役・郡早苗氏をお迎えし、起業の舞台裏とこれまでの歩みを語る講演会を開催。アロマセラピストとして独立した一人の女性が、やがて「香りで空間を演出する」事業を確立し、国内外で活躍する香り演出家へ。
その華やかな実績の裏側には、数えきれない失敗と、揺るがない「継続」の姿勢がありました。

本レポートでは、講演のエッセンスをお届けします。

一通の相談から始まった転機

2010年、三田市で個人事業主としてスタート。当初はアロマセラピストとして活動していました。
転機は、娘さんが通うダンススクールの先生からの一言。
「舞台に香りの演出はできませんか?」

癒やしとしてのアロマから、感動を生み出す「演出」へ。
マイナスをゼロに戻す仕事から、ゼロをプラスへと引き上げる仕事へ。
その可能性に心を動かされ、日本初の「香り演出専門業者」として歩み始めます。

コンサートや舞台シーンに合わせ、瞬時に香りを切り替える機材を自社開発。
やがてその技術は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン や NHKホール での公演、さらにはラスベガスの展示会へと広がっていきました。

起業を志す人へ——5つの「失敗学」

郡氏は、自らの経験を「学びやすい形で」と、5つの失敗談として紹介しました。

① 「誰もやっていない」は本当にチャンスか
競合がいないのは可能性である一方、「ニーズがない」場合もある。
徹底した市場調査が不可欠。

② 甘い資金計画の危険性
起業は最初から黒字化するものではない。
3年間は“赤字を掘る期間(Jカーブ)”と想定し、資金と仲間を準備する。

③ テストマーケティングの不足
完成してから売るのではなく、試作品段階で顧客の声を聞く。
POC(概念実証)のプロセスが重要。

④ 営業の丸投げ
新しい価値を伝えられるのは、創業者自身。
初期の営業は、自らの言葉で。

⑤ 「好き」と「得意」は違う
好きなことでも、自分より得意な人がいるなら任せる。
経営者は「情熱を伝える役割」に集中する。

会場には、深く頷く参加者の姿がありました。

夢を現実にするセルフマネジメント

華やかな実績の裏には、地道な自己管理があります。

  • 毎年「やりたいこと100」を書き出す
  • 手帳で時間をブロックし、自分とのミーティングを行う
  • コンフォートゾーンを抜ける挑戦を意識する
  • 落ち込んだ時の「コーピングリスト」を用意する

夢は、願うだけではなく、管理するもの。

その姿勢が、継続を支えています。

「悔しければ、続けろ」

講演の最後に語られた言葉が、強く印象に残りました。

「雨が降るまで儀式を続ける村だけが、100%雨を降らせることができる」
結果が出るまでやり抜く人だけが、成功に辿り着く。
「馬鹿にされることも、理解されないこともあります。でも、悔しければ続けてください。情熱を信じて続ければ、必ず花は開きます。」

その力強いメッセージとともに、会場は温かな拍手に包まれました。

おわりに

働き方は、生き方そのもの。

成功も失敗もすべてを糧にし、自分の情熱を信じ続ける。
郡氏の歩みは、「自分らしい働き方」を模索するすべての人へのエールとなりました。


参加者ストーリー

未来を描き直す、小さな一歩」
ある参加者は、こう語ってくれました。

「コロナ禍以降、職場以外の人と出会う機会がほとんどありませんでした。」

日々は忙しく、自分の時間は後回し。
やりたいことがあったはずなのに、それが何だったのかさえ曖昧になっていた——。

講演を聞き、参加者同士で語り合う中で、心の奥にあった“モヤモヤ”が少しずつ言葉になっていきました。

「改めて、コンフォートゾーンから抜け出すことは大事だなと思いました。」

ワークの時間に、仕事とプライベートで「やりたいこと」を書き出してみる。
すると、不思議とチャレンジしたい気持ちが湧いてくる。

「まずは、自分の予定をブロックしてみます。」

たったそれだけの宣言。
でもそれは、『未来を自分で設計する』という意思表示でもあります。

「参加してよかったです。継続することを忘れずに頑張ります。」

主催者メッセージ

本プログラム 「若者のための未来設計図 –Work & Life Design–」 は、単発のイベントではなく、価値観の発見、マインドセットの深化、そして実践につなげるための通年企画として設計されました。年3回のオフライン・オンラインイベントとLINEオープンチャットのコミュニティを通じて、参加者同士がつながり、互いに刺激し合う場を創出してきました。

プログラムを通じて参加者の皆さんが、自分自身の価値観と向き合い、三田での暮らしや働き方について具体的な一歩を踏み出す機会となったことを、主催者一同大変嬉しく思っています。
私たちは、これからも若者一人ひとりが「自分らしい未来」を描き、実現していくことを力強く応援していきます。

主催:三田市 運営:NPO法人 ひと・コネクト兵庫 

問い合せ
三田市 総合政策部 移住定住促進課
〒669-1595 兵庫県三田市三輪2丁目1番1号
電話番号:079-555-6776 ファクス番号:079-563-1366
メールフォームからのお問い合わせ

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