セミの鳴き声が聞こえ、夏真っ盛りとなりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
「たくする」バックオフィス担当の岡本です。
待ちに待った夏休みに入り、子どもの成長と共に狭くなってきた我が家では、大きくなってきた3人の子どもたちが各々で自分の居場所を確保してそれぞれの時間を過ごしているようです。
さて、今日は前回お伝えしていました「4つのポリシーに込めた私たちの思い」のひとつ、についてお話します。
『子どもには遊びと体験を通して「生きた学び」が必要』
実物に触れながら五感を使って実際に行う「生きた学び=直接体験」は、子どもだけではなく大人にとっても大変重要な体験です。特に、子どもの頃に行う「生きた学び」は、知恵となり「生きる力」となって普段の生活に活かされていきます。私たちの子ども時代では、教育として行うのではなく、遊びや普段の活動の中で自然と身につけていたものです。
現在の都市部の子どもたちは、遊びの場や機会が極端に少ないように感じます。
自分の子どもたちを見ていても思うのですが、私が幼少期に関わる時間の多かった上の2人は小さい頃は公園遊び、少し大きくなってきたら海や山や川にも連れて行き一日中遊んだりしていました。そんな上の2人は電車に乗ったら窓の外の景色を見ています。一方末っ子はというと、座ると直ぐに鞄からゲーム機を取り出してゲームの画面に夢中で、降りる駅になっても気づきません。
その光景をみて、ハッとしました。
それからは一緒に行動するときは敢えて、色々話しかけるようにしています。車に乗っていても、運転しながら「右の方に見えるのは何だと思う?大きさって、どれくらいありそう?秘密基地になりそう?」などなど、末っ子が乗ってくるような話題を振ります。「そんなん、知ってる、ネットで見たことあるし!」と言った末っ子が、実物をみて「こんなにおっきいの!?」「なんか、いいにおい~!」などと言ったときは、私は内心「しめしめ」と思っています。
現在に生きる子どもたちは、テレビやインターネットから様々な情報を得て、知識は豊富です。しかし、そんな画面の世界だけでなく目の前に広がり手に触れられる君の世界を見て欲しい、きっとそれが生きる力となって、君の一部になるんだから。言葉で言っても今は伝わらないだろうけど、未来を生きていくうちにいつか実感する時が来るだろうと思います。かつての子ども時代の私たちがそうであったように。
私の子どもたちだけではなく、現在を一緒に生きる子どもたち全員に「生きたあそび体験」を通して、生きる力を身につけて欲しいです。
そんな思いから、一つ目のポリシーが生まれました。
2つ目のポリシーはまた次回、お伝えします。